プロテオグリカンは、関節や腰に悩む年配の方から、美肌を求めてあらゆる年代の女性たちの間でとても注目されています。
プロテオグリカンは熱に弱く、食物から摂取することが非常に難しいので、サプリメントで摂取することが最もおすすめです。
しかし、サプリメントで手軽に摂取できるのは嬉しいけれども…
こんな心配はありませんか?
・誰が飲んでも大丈夫なの?体質等で副作用が出る場合はないの?
・1日どのくらい摂取してもいいの?
・たくさん摂取しても問題ないの?
プロテオグリカンの副作用や過剰摂取のリスクについてみていきましょう。
プロテオグリカンの副作用
現在までにプロテオグリカンの副作用により、重大な報告は国内ではありません。
元来、プロテオグリカンは私たちの体内のいたるところ、皮膚や血管、骨、軟骨などに存在しているものですので、摂取することで体に悪影響を与える心配はありません。
◆アレルギーを持っている方
プロテオグリカンには副作用がありませんが、プロテオグリカン配合のサプリメントは、鮭の鼻軟骨から抽出しているものが多いです。鮭アレルギーがある方は、摂取しない方がよいです。
甲殻類などの成分が含まれているものも多いですので、カニ、エビなどのアレルギーがある方も気をつけなければなりません。
サプリメントは商品により、さまざまな成分、原材料が使用されています。何かしらのアレルギーがある方は、必ずよく確認しましょう。
◆1日の摂取適量
通常、1日15~20mgというのをよく見ます。
しかし、これはサプリメントを販売しているメーカーが1日分に15~20mgのプロテオグリカンを配合している商品が多いからのようです。
1日50mgが適量というのもよく聞きますが、これもプロテオグリカンの効果を調べるためのサンプル量の基準を50mgとしていたことからきているようです。
つまり一般的な商品では、プロテオグリカンの他、さまざまな成分や添加物などが含まれています。それらを考慮して、1日の用量が決められています。そこからプロテオグリカンの含有量を計算すると15~50mgとなる商品が多いのです。
では、人の体が1日に必要とするプロテオグリカンの量はどのくらいなのでしょう?
実は、1日に約1000mgのプロテオグリカンが必要とされます。若いうちは食事から得た栄養で、体内で作ることができます。しかし、年齢とともに十分な量を作ることができず、不足していきます。
更年期を過ぎた女性においては、200~300mgも不足してしまいます。
年齢とともに補給すべき量は、おおよそ以下になります。
体重1kgあたり | ||
男性 | 女性 | |
40代 | 2 mg | 3 mg |
50代 | 2.5 mg | 4 mg |
60代 | 3 mg | 4.5 mg |
※体重50kgの50代の女性の場合・・・1日に200mgとなります。
過剰摂取によるリスク
人が必要とするプロテオグリカンの量から考えると、通常サプリメントでプロテオグリカンを過剰摂取してしまう…というのは、ほぼ不可能ですよね。(一般的に多い1粒5mg含有のものだと、200mgなら40粒飲まなければなりません!)
だからといって、過剰に摂取してもよいの?
いいえ。よくありません。その商品に添付の用法、用量をきちんと守りましょう。
前で述べたように、サプリメントにはさまざまな成分や添加物などが入っています。
原材料を均一に混ぜるためや錠剤の形に固めるために、添加物はどうしても必要だからです。
商品によっては、9割が添加物…というものも少なくありません。
それらを考慮して定められている量をはるかに超えて摂取することは、何らかのリスクを追うことになりかねません。
サプリメントでプロテオグリカンを過剰摂取してしまうことは、少ないと思います。
万一、過剰摂取してしまうとリスクはないの?
プロテオグリカンを過剰摂取すると、余った分は体内で脂質となります。
つまり、肥満のリスクがあるということになります。
しかし、この万一のリスクを心配するよりも、用法、用量を守って、継続してしっかりとプロテオグリカンを摂取するようにすることの方が大切です。
最初にも述べましたが、プロテオグリカンは熱に弱く、食べ物から摂取するのは、非常に難しいので、一般的にはサプリメントで補給するのが最もおすすめです。
その際、一般的なサプリメントではプロテオグリカンそのものを過剰摂取する心配はほとんどありません。
それに、プロテオグリカン自体は安全で体に悪影響を及ぼすものではありません。
しかし、プロテオグリカンをできるだけ多くとりたい!と
商品の用量を守らず、過剰摂取すると他の成分や、添加物による弊害のリスクが生じます。
必ず用法、用量を守って、しっかりプロテオグリカンを補給しましょう。